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機械式駐車場の平面化・自走式化

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機械式駐車場の平面化・自走式化

機械式駐車場は、限られた敷地でも一定の収容台数を確保できるため、分譲マンションにおいても積極的に採用されております。

しかし、近年、車を所持している人の減少や車自体の大型化により、空き区画が目立つマンションも増えています。

また、ランニングコストも非常に高額となるため、空き区画の増加により、機械式駐車場の保有を維持することが困難な状況となるケースもあります。

そこで、近年増加傾向にあるのが機械式駐車場を解体・撤去し、平面化・自走式化する方法です。

 

 平面化は、機械式駐車場を撤去・解体し平面にすることで、平置きの駐車場や駐車場以外の用途として使用可能な敷地とする方法です。

砕石で埋め戻しのうえアスファルトやコンクリートで舗装する工法が一般的であり、アスファルト舗装は工期が短くて安価、コンクリート舗装する工法は耐久性の高さがメリットです。

上記以外には、ピットを残した状態で剛性の床を設置する工法(鋼製平面化)があり、将来的に機械式駐車場として運用を再開する可能性が残せる他、マンション地下階等に機械式駐車場が設置されている場合に砕石等で埋め戻しをするとマンションの構造に影響が出る場合に採られる方法です。

 

 また、自走式化は、機械式駐車場の代わりに、車両で移動して駐車するタイプの立体式駐車場を設置する方法で、スロープで上階へ移動する一般的な「フラット式」や、螺旋状に上る「連続傾床式」などがあり、敷地の広さや複雑さにより選択することが可能です。

 

 こうした平面化や自走式化を行うことで、前述したランニングコストの削減だけでなく、サイズや重量による制限を受けなくなったり、操作中の待ち時間が無くなったりと、様々なメリットがあります。

 

 なお、自治体によっては「駐車場附置義務」として、条例で一定台数の駐車区画を設けることが義務付けられておりますが近年は附置義務も緩和されていることがあるため、平面化・自走化を検討する際は、事前に所轄の市役所や区役所へ確認頂くことをお勧めします。

 

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