「管理計画認定制度」と「マンション管理適正評価制度」の違いは?

「管理計画認定制度」「マンション管理適正評価制度」…マンション管理について調べると、よく目にするこの二つのワード。
一体それぞれどういったものなのでしょうか?
「管理計画認定制度」は、適切な管理計画を有するマンションが地方公共団体から認定を受けることができる制度の事を指します。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律(以下「マンション管理適正化法」)の改正により、都道府県等(市区の区域内は市区、町村の区域内は都道府県)によるマンション管理計画認定制度がスタートしました。
これにより地方公共団体は、国が策定した基本方針を基に、適切な管理計画を有するマンションを認定することができるようになりました。
マンションが管理計画認定を取得するには、地方公共団体が設定したさまざまな認定基準を満たす必要があります。
・適切な長期修繕計画が作成されているか
・計画に基づいた修繕積立金が積み立てられているか
・総会や理事会など管理組合の活動が適切に行われているか
※これらは一例です。
ぜひご自身のマンションが認定を取得するには、どんな取り組みが必要なのかを確認してみてください。
「マンション管理適正評価制度」はマンション管理業協会が創設したもの
良好な管理を行っているマンションが市場で評価を受けられるようにすることを目的に、マンション管理業協会が創設したものがマンション管理適正評価制度です。
全国共通の、管理に関わる評価基準が設定されており、マンションの管理状態や管理組合運営の状態が6段階で評価されます。
どちらもマンションの良好な管理を評価する制度ですが、運営する団体が違います。
これらの制度によりマンションの管理状態がわかりやすくなるため、今後のマンション購入時のひとつの検討材料となるでしょう。
マンションの管理について、気になることがございましたら、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。