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簡単に出来る防災対策(日頃からの備えが肝心!)

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簡単に出来る防災対策(日頃からの備えが肝心!)

いざという時に備えるマンション防災対策 ~日頃からできる簡単な備えを考えよう~

近年、大規模な自然災害が全国各地で相次いで発生しており、私たちの生活にも大きな影響を与えています。地震や台風、大雨による浸水被害など、災害はいつどこで起こるか分かりません。**「自分だけは大丈夫」**と思っていても、いざという時の備えが命を守る重要なカギとなります。
今回は、特にマンションにお住まいの方に向けた、日常生活の中で簡単に取り入れられる防災対策についてご紹介します。


■ マンション特有の「自宅避難」とは?

マンションは耐震性に優れた建物が多く、災害時でも倒壊のリスクが比較的少ないとされています。避難所はプライバシーの確保が難しく、衛生環境も悪化しやすいため、**「自宅避難」**が推奨されるケースが増えています。しかし、自宅避難をする場合でも、電気・ガス・水道などのライフラインが途絶えた状態で生活できるように準備を整えておくことが大切です。


■ 備蓄しておきたい防災アイテム

① 石油ストーブ&灯油

停電時の暖房手段として有効な石油ストーブは、暖を取るだけでなく、やかんを置いてお湯を沸かしたり、調理にも活用できます。また、灯油の炎は明かりとしても使用できるため、複数の用途に役立ちます。
<注意>
マンションによっては管理規約で石油ストーブや灯油の使用が禁止されている場合があります。必ず事前に確認しましょう。


② 飲料水

人間が生きるために欠かせない水は、1人1日3ℓが目安です。最低でも3日分(できれば1週間分)を人数分備蓄しておきましょう。
おすすめは、5年間保存可能な防災用水です。価格も300円程度と手頃で、通常のペットボトルより長期保存が可能なため、入れ替えの手間が省けます。


③ 乾麺・カップ麺

調理が簡単で日常生活の中でも消費できる食品を多めに購入し、**「ローリングストック法」**で備蓄しましょう。
消費期限の短いものから使い、新しく買い足すことで、常に一定量の食品を家に備えておくことができます。


④ 防災用懐中電灯

停電時の照明として懐中電灯は必需品です。最近では、ラジオ・サイレン機能が付いたものや、手回し充電式でスマートフォンの充電もできるタイプが市販されています。
手回し式は便利ですが、労力がかかるため長期保存できる乾電池の併用がおすすめです。


⑤ カセットコンロ&ボンベ

調理用としてカセットコンロは非常に便利です。普段から鍋料理などで使用している家庭も多いでしょう。
カセットボンベは3本で1日分が目安です。1週間分(約20本程度)を備蓄しておくと安心です。
※ガスボンベは錆びやすいため、湿気の少ない場所で保管しましょう。
こちらもマンションの管理規約で使用が禁止されている場合がありますので、事前確認が必要です。


■ 受水槽の活用方法

受水槽が設置されているマンションでは、災害時に排水バルブを開けることで水を取り出せることがあります。
しかし、受水槽の水は長期間保存が効かないため、2~3日後には飲用不可となります。生活用水として利用する際も、衛生状態に注意が必要です。
<おすすめ備品>
10ℓや20ℓの給水バッグを10~20個程度備蓄しておくと、水の運搬や保存に役立ちます。


■ 防災倉庫の点検

マンションによっては防災備品倉庫を設置している場合がありますが、
**「備えていること」と「使えること」**は全くの別物です。
定期的に防災訓練を実施し、備品の使い方や消費期限のチェックを行いましょう。


■ 実際にあったエピソード

あるマンションでは、1台20万円の折り畳み式仮設トイレを備蓄していましたが、実際に組み立てた経験がなく、災害時に使えなかったそうです。
逆に最も役立った備品は、大型バールでした。これは震災時に歪んで開かなくなった扉をこじ開けるために必要だったものです。


■ 防災意識の変化 ~「協働」の時代へ~

従来は「公助」に頼る考え方が一般的でしたが、近年は**「自助・共助・公助」の考え方が主流となり、さらに「協働」**へと進化しています。
これは、個人や地域住民、自治体が連携し、自ら積極的に行動することが求められる時代へと変わってきたことを意味しています。


■ まとめ

今回ご紹介した防災対策は、今すぐに、簡単に始められるものばかりです。
日頃から備蓄品をチェックし、防災訓練に参加するなど、自分自身や家族の安全を守るための習慣をつけましょう。
「いざ」という時に慌てず行動できるように、普段から意識を高めておくことが何よりの防災対策となります。


★ ワンポイントアドバイス

  • 毎年9月1日「防災の日」や3月11日「震災の日」に備蓄品のチェックを習慣化しましょう。
  • 家族で**「自宅避難プラン」**を作成し、役割分担を決めておくと安心です。

日頃の備えが、未来の安心に繋がります。

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