ベランダとバルコニーの違い

ベランダ、バルコニーの違いはなんでしょう?
答えは、屋根の有無です。
ベランダは、建物の外側にある屋根付きの歩行可能なスペースをいいます。
マンションの場合、1階でも上に屋根があればベランダと呼び、上の階のベランダ部分が、下の階の屋根という構造になっていることがほとんどです。
バルコニーは、2階以上で、屋根が無く手すりがあるスペースをいいます。
よく最上階や角部屋の住戸で見かける下の階の屋根を利用した広いスペースは、ルーフバルコニーと呼ばれています。
ちなみにテラスは、屋根の付いていないスペースをいい、マンションの1階でも屋根のないスペースはテラスと呼びます。
マンションによってはテラスに加えて専用庭が付いていることもありますが、別途に専用使用料が必要な場合が多いです。
ベランダやバルコニーは、窓から内側の専有部分とは区別された共有部分となります。隣との境は隔壁版と呼ばれる薄い板で仕切られており、火災などの災害時に避難路として使用できるよう簡単に蹴破り易い作りになっています。
非常時には、ベランダやバルコニーは避難通路になっていることが多く、物を置いてはいけない管理規約となっていることがありますので、注意が必要です。