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物流の2024年問題と置き配

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物流の2024年問題と置き配

 皆様は物流の2024年問題をご存じでしょうか。
働き方改革関連法の施行により物流業界の労働環境が改善する反面、
輸送能力が低下することで事業者や消費者に様々な悪影響が発生することが懸念されています。
こうした様々な悪影響を軽減するため、受取人不在による再配達を削減する呼び掛けが行われています。

マンションなどの共同住宅は戸建て住宅と比較すると宅配ボックスの設置が進んでいるため、普段から活用されている方も多いと思います。しかし、利用者の急速な増加により、「宅配ボックスの空きがない」問題も多く、「宅配ボックスが設置されているのに受取人不在票が投函されていた!」というケースも経験があるのではないでしょうか。そこで近年、話題にあがっているのが ≪置き配≫ です。もともとは、コロナ渦による非対面方式の一環として流通した受け取り方法ですが、その利便性から、今もなお、あらゆる配送業者が置き配対応を継続しています。


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「置き配」とは、商品配送時に受取人不在の場合、指定場所(主に住戸の玄関扉横など)に商品を「置く」ことで配送完了とするものです。受取人本人が「置き配」を指定することとなるため、特別な条件なども必要ないケースが一般的となっています。しかし、一方でその防犯性に疑問を抱く利用者も多く、これに対応するため、様々な商品が販売されています。中でも、50㎝四方程度の箱を玄関扉横に設置する「置き配ボックス」は、「置き配」に伴う盗難等のリスクを防止する商品として人気があるとのことです。

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マンションを始めとした集合住宅の場合、住戸の外は玄関横であっても共用部となるため、本来はこの「置き配」も私物の常置にあたり管理規約等に違反する可能性があります。しかし、マンション管理に関する国交省のガイドラインのコメントにおいても、共用部への「置き配」を許容する場合の留意点に言及していることから、今後は規定を整備したうえで、共用部への「置き配」を認めるケースが増えてくるのではないでしょうか。いずれにしても、集合住宅において「置き配」をご希望される方は、事前に管理会社へご相談いただければと思います。

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