消火器の使用について

火災が発生した時にどのように行動したら良いか?日頃から意識していれば、いざという時の対応に差が出ます。
まず、火災を発見した際の行動3原則を紹介します。
・早く知らせる(119番通報、大声で火事だと叫ぶ、非常ベルを鳴らす等)
・早く消火する(消火器等を使う)
・早く逃げる(天井に火が燃え移ったら、初期消火はまず無理。迷わず逃げる)
「②早く消火する」で使用する消火器は、普段使わないことから使用を躊躇してしまい、その結果被害が拡大してしまうケースがあります。
身の安全が確保できる状況であれば、積極的に消火器を使用し被害の拡大を防げるよう、ここでは消火器の使い方のポイントをご案内いたします。
①消火器を火災の起きている場所の近くで、消火に安全な場所まで運ぶ
②黄色の安全ピンを引き抜く
※移動している最中に薬剤が放出してしまうことがあるので、ピンは使用する直前に抜きます
③ホースを外し、ホースの先端を持って火元に向ける
④レバーを強く握って放射する
※火の根元を狙い、手前から掃くように薬剤を放射する
なお、消火器には「蓄圧式(消火器上部に圧力計が有る)」と「加圧式(圧力計が無い)」があります。蓄圧式は、レバーを離せば放射が止まりますが、加圧式は、薬剤が無くなるまで放射が止まりません。
以上となりますが、上記のような知識だけではなく、消防訓練に参加し、実際に使用してみることが重要となります。