貯水槽清掃ってなに?

貯水槽清掃ってなに?実はとても大切な「水の健康診断」
マンションやビルで使われている水は、必ずしも道路の水道管から各住戸へ直接送られているわけではありません。
多くの建物では、一度「貯水槽(ちょすいそう)」に水をため、そこから各部屋へ供給しています。
この貯水槽を定期的に清掃・点検する作業が「貯水槽清掃」です。
そもそも貯水槽とは?
貯水槽とは、水道水を一時的に貯めておく設備のことです。
-
地下や1階に設置されていることが多い
-
屋上に高置水槽がある建物もある
-
マンション・ビル・学校・病院などで広く使用されている
つまり、私たちが毎日使っている水は、一度この貯水槽を通っているのです。
なぜ貯水槽清掃が必要なの?
水道水は安全ですが、貯水槽の中で長期間管理が不十分だと、次のような問題が起こる可能性があります。
-
タンク内に汚れやサビが付着する
-
ゴミや砂が溜まる
-
微生物が繁殖する恐れがある
-
水のにおいや濁りの原因になる
そのため、定期的な清掃と点検で「水の安全」を守る必要があります。
法律で決まっているの?
はい、決まっています。
一定規模以上の貯水槽(有効容量10㎥超)については、
年1回以上の清掃と水質検査が法律で義務付けられています。
これは「建築物衛生法」に基づくもので、
管理組合や建物所有者の重要な管理責任のひとつです。
貯水槽清掃では何をするの?
一般的な作業内容は以下のとおりです。
-
貯水槽内の水を抜く
-
タンク内部の壁・底面を洗浄
-
汚れや沈殿物を除去
-
消毒作業を実施
-
水を再びためる
-
設備の点検・確認
作業後には作業報告書や水質検査結果が提出されることが多く、管理状況の記録としても重要です。
清掃しないとどうなる?
清掃を怠ると、
-
水質悪化による健康リスク
-
住民からの苦情(におい・濁り)
-
行政指導や是正勧告
-
管理不全による管理組合の信頼低下
など、目に見えないリスクが積み重なります。
まとめ:貯水槽清掃は「見えない安心」を守る仕事
貯水槽清掃は普段あまり意識されませんが、
住民の皆さまが安心して水を使うために欠かせない大切な管理業務です。
マンション管理においては、
「何か起きてから」ではなく「何も起きないために」行うことが重要です。
今後も、安全で快適な住環境を守るため、
計画的な点検・清掃を行っていきましょう。




