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風除室って何?どこの場所? 何のためにあるの?

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風除室って何?どこの場所? 何のためにあるの?

 マンションによって様々ですが、正面入り口ドアを入ると不特定多数の人が簡単に侵入することができないように、オートロック形式になっているマンションが多いかと思います。

そのオートロックの集合玄関機がある場所こそ《風除室》と呼ばれる場所で、建物の共用部分となります。

本日はその《風除室》について解説したいと思います。

1.風除室って何?

一般的に《風除室》とは、屋外の冷気や熱気の流入を妨げ、屋内の室温を保つために設置され、空調による冷暖房効果を低下させないための設備のことです。

構造的には、屋内へ続く扉と屋外に出るための扉が設置され、一方の扉を開いたとしても他方の扉が閉じていれば風が直接流入しないような仕組みになっています。

 

寒冷地の住宅では、冬季の外気温が室内に流入することがないように設置され、 スーパーマーケットなどでは、直接風が当たったり、ほこりや排気ガス、虫などが入ったりして商品の品質に影響する恐れがあるため、風除室を設けることが多いです。

ちなにみホテルやオフィスビルなどでは、風除室の代わりに回転扉を用いて、外気の流入を防ぐこともあります。

また、閉塞感を軽減する等の目的から、屋外側の壁面及び扉はガラスが用いられていることが多く、マンションは構造物の一部として風除室のスペースを設けることが多いです。

ちなみに積雪期の雪囲い(豪雪地帯で冬の間、家屋などの建物を囲うこと、またその囲いのこと)から発展し、建材メーカーにより製品化・販売され通年で設置されるようになったのが風除室であるとされています。

メディア№7-2.jpg

白川郷の茅葺(かやぶき)家屋に設置された雪囲い


2.風除室が設置されていることのメリットは何?

ここでは≪風除室≫が設置されていることのメリットをお伝えさせていただきます。

 

①エントランス部分をガードしてくれる!

 風雨での雨水の流入や風に飛ばされたゴミやホコリの舞い込み、エントランスドアの傷み、メールボックスの汚れを防ぐ効果があります。

 

②夏場でもエントランスへの熱気流入をガードしてくれる!

  厳しい夏の暑い日でも外部からの熱気をある程度遮断するため、エントランスの温度が上がることを防ぐ効果があります。

 

③不審者を含めた不特定多数の人の侵入をガードしてくれる!

  不特定多数の人が簡単に侵入出来ないようにオートロック形式になっているマンションが多いかと思いますが、風除室を設けることでドアが二重になるため更なる防犯効果があります。

 

 

エントランスはマンションの「顔」とも言うべき場所であり、その場所をガードしている風除室が担う役割はとても重要なものとなります。

 

以上、風除室についての解説でした。

 










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